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2014/7/30

総合 - ドイツ経済ニュース

6月輸入物価の下げ幅、12年12月以降で最低の1.2%に

この記事の要約

ドイツ連邦統計局が29日発表した2014年6月の輸入物価指数は前年同月比1.2%減となり、1年前の水準を18カ月連続で下回ったものの、下げ幅は12年12月以降で最低となった。前月比は0.2%増加、7カ月ぶりに上昇へと転じ […]

ドイツ連邦統計局が29日発表した2014年6月の輸入物価指数は前年同月比1.2%減となり、1年前の水準を18カ月連続で下回ったものの、下げ幅は12年12月以降で最低となった。前月比は0.2%増加、7カ月ぶりに上昇へと転じた。

物価の最大の押し下げ要因はこれまで同様エネルギーで、前年同月を3.0%割り込んだ。天然ガスと石炭がそれぞれ18.6%減、10.5%減と大幅に低下。全体が押し下げられた。原油と石油製品は各4.0%、1.3%上昇した。エネルギーを除いた輸入物価の低下幅は0.9%だった。

エネルギー以外で下げ幅が大きかったのは鉄鉱石(19.4%)、非鉄金属鉱石(4.1%)、穀物(11.7%)で、非鉄金属は2.8%減、粗鉄・鉄鋼・鉄合金は0.8%減だった。ニッケルとコーヒー生豆はそれぞれ15.3%増、17.0%増と大きく上昇している。

6月の輸出物価は前年同月比が0.1%減、前月比が0.1%増だった。