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2014/7/30

経済産業情報

EU内の風力発電、20年には13年比で1.6倍に

この記事の要約

欧州風力エネルギー協会(EWEA)は23日発表した風力発電市場レポートで、欧州連合(EU)28カ国の風力発電設備容量が2013年の117.3ギガワット(GW)から、20年には1.64倍の192.5GWに拡大するとの予測を […]

欧州風力エネルギー協会(EWEA)は23日発表した風力発電市場レポートで、欧州連合(EU)28カ国の風力発電設備容量が2013年の117.3ギガワット(GW)から、20年には1.64倍の192.5GWに拡大するとの予測を明らかにした。13~20年の風力発電事業への投資額はEU全体で最大1,240億ユーロ、雇用創出効果は10万人を見込む。

20年の設備容量の内訳は陸上(オンショア)が169GW、洋上(オフショア)が23.5GWとなる。発電量はオンショア355テラワット時(TWh)、オフショア86.4TWhで、合計は441.7TWhとなり、域内の電力需要に占める風力発電の割合は14.9%に達する見通しだ。

EWEAは前回(11年)のレポートで、20年の設置容量を230GW、発電量を581TWh、電力需要に占める風力のシェアを16%と予測していた。だが、ギリシャの財政問題に端を発する経済危機の長期化や主要国での補助金カットなどで新規設置への投資意欲が減退するとして、予測を引き下げた。