独電気電子工業会(ZVEI)が21日発表した2014年上半期(1~6月)の電機製品輸出高は前年同期比2.3%増の797億ユーロに拡大した。ハンガリー(17.2%増の21億ユーロ)、ポーランド(12.7%増の27億ユーロ)、チェコ(11.7%増の30億ユーロ)など東欧向けが好調だったほか、最大の輸出先である中国向けも12.5%増の70億ユーロと大きく伸びた。
ロシア向けはウクライナ危機の影響で19.8%の22億ユーロと大きく後退。輸出高ランキングで14位となり、トップテンから脱落した。
上半期の輸入高は691億ユーロで、5.3%増加した。
6月の輸出高は前年同月比0.4%増の131億ユーロで、8カ月来の低い伸びとなった。ウクライナ情勢の悪化が反映された格好。四半期ベースの輸出成長率も第1四半期の3.7%(前年同期比)に対し、第2四半期は0.9%(同)にとどまった。