ドイツ連邦雇用庁(BA)が8月28日発表した同月の失業者数は290万2,000人となり、前月比で3万人増加した。季節要因のほか、今年は夏休みのスタートを遅く設定した州が多いことが反映された格好で、季節要因を加味した実質でも2,000人拡大した。BAのフランクユルゲン・ヴァイゼ長官は、労働市場の状況は良く、今後の見通しも良好だとの見方を示した。失業率は0.1ポイント増の6.7%(名目)だった。
求人指数BA-Xは168で、前月を2ポイント上回った。専門人材は特に金属、機械、自動車、交通、物流、メカトロニクス、エネルギー・電機、ヘルスケア、宿泊・飲食業界で不足している。