ドイツ連邦統計局が8月29日発表した2014年第2四半期の卸売売上指数(暫定値)は物価調整後の実質で前年同期比0.3%増となり、上げ幅は前期(第1四半期)の3.1%から大きく縮小した。機械や原材料など生産関連の商品が1.5%減となったことが響いた格好。消費関連の商品は2.6%の売上増となった。
下げ幅が最も大きかった統計項目は石油などが含まれる「その他」で、前年同期を4.4%下回った。「その他の機械・設備・付属品」も0.7%低下した。
上げ幅が最も大きかったのは情報通信機器で6.4%上昇。農産物、食料品も3.0%上がった。
14年上半期の卸売売上は前年同期を1.7%上回った。生産関連の商品が1.2%、消費関連の商品が2.1%の幅でそれぞれ上昇した。