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2014/9/10

企業情報

ダイムラー―中国合弁がEV生産開始―

この記事の要約

高級車大手の独ダイムラー(シュツットガルト)は9日、中国同業の比亜迪汽車(BYD)と共同で設立した合弁会社、深センBYDダイムラー・ニュー・テクノロジー(BDNT)が電気自動車(EV)「騰勢(DENZA)」の生産を開始し […]

高級車大手の独ダイムラー(シュツットガルト)は9日、中国同業の比亜迪汽車(BYD)と共同で設立した合弁会社、深センBYDダイムラー・ニュー・テクノロジー(BDNT)が電気自動車(EV)「騰勢(DENZA)」の生産を開始したと発表した。同EVはダイムラーが初めてドイツ国外で全面開発した車両。9月末に販売を開始する。

DENZAは5人のリモデルで、リン酸鉄リチウムイオン電池を搭載している。航続距離は300キロメートルと、EVとしては長い。専用の充電システムを使うと3時間でフル充電できる。最高速度は時速150キロ。中国の自動車安全テストC-NCAPで最高の5つ星評価を獲得している。

販売価格は36万9,000人民元(約4万5,700ユーロ)からとなっているが、購入者は補助金12万人民元(約1万4,900ユーロ)を受けることができる。