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2014/10/1

企業情報

シュミッツ・カーゴブル―中国で量産開始―

この記事の要約

トレーラー大手の独シュミッツ・カーゴブル(ホルストマー)は9月23日、中国提携先の東風汽車と共同で10月にも量産を開始すると発表した。2019年までに同国市場でシェア10%の獲得を目指す。 両社は2012年の合弁契約に基 […]

トレーラー大手の独シュミッツ・カーゴブル(ホルストマー)は9月23日、中国提携先の東風汽車と共同で10月にも量産を開始すると発表した。2019年までに同国市場でシェア10%の獲得を目指す。

両社は2012年の合弁契約に基づき、武漢で生産を行う。投資額は計1億ユーロで、年産能力は最大4万台に上る。

同工場では今年500台、来年5,000台を生産。19年には2万台に引き上げる。中国のトレーラー市場規模は17万5,000~20万台に上る。モンゴル、ロシアなど周辺国への輸出も視野に入れている。

中国では運送会社の経営者が自らトレーラーを運転する個人経営が全体の約90%を占める。このため運送会社はあらゆる種類の製品を輸送。シュミッツ・カーゴブルはこれを踏まえ当面、汎用トレーラーを生産・販売する。中期的には特定の輸送品に特化した大中の運送会社が増えてくると予想されるため、その時点で各用途に適したトレーラーの製造・販売も開始する。