フランクフルト証券取引所を運営するドイツ取引所は16日、モーリシャスの新興企業アフリカ証券取引所(AFSX)と提携すると発表した。ドイツ取引所の電子取引システム「クセトラ」と同システム関連のサポートサービスを提供する。
AFSXはアフリカ全土を対象とする初の証券取引所で、来年の取引スタートを予定している。クセトラを採用したことで、欧州の銀行・証券会社230社とその他のおよそ200の市場参加者が取引をできるようになる。また、アフリカの市場参加者も欧州の取引システムへのアクセスが可能になる。
クセトラはドイツ取引所が1997年に導入した株式の電子取引システムで、ウィーン、アイルランド、ブルガリア、スロベニア、マルタ、チェコ、ケイマン諸島、ハンガリーの取引所でも利用されている。