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2014/11/19

総合 - ドイツ経済ニュース

卸売物価16カ月連続で低下

この記事の要約

ドイツ連邦統計局が12日発表した2014年10月の卸売物価指数(2010年=100)は前年同月比0.7%減の105.8となり、1年前の水準を16カ月連続で下回った。同物価指数は13年10月から14年9月までの12カ月間、 […]

ドイツ連邦統計局が12日発表した2014年10月の卸売物価指数(2010年=100)は前年同月比0.7%減の105.8となり、1年前の水準を16カ月連続で下回った。同物価指数は13年10月から14年9月までの12カ月間、106.3から106.6の間で安定的に推移しており、この傾向が続けば14年10月は前年同月比の減少率が大幅に縮小するか、同変動率がプラスに転じるはずだったが、物価が大きく低下したことで減少幅が0.7%と比較的大きくなった。

卸売物価の最大の押し下げ要因はこれまで同様、石炭・石油製品で、前年同月を3.2%下回った。また、動物(家畜に限らない)は豚の供給過剰を受けて14.6%低下。穀物・葉たばこ・種子・飼料と青果・じゃがいももそれぞれ8.3%、5.2%下がった。コーヒー・茶・カカオ・香辛料は13.0%上昇した。

卸売物価は前月比では0.6%減と大きく落ち込んだ。石炭・石油製品が2.0%下落。動物は8.9%落ち込んだ。