ドイツ連邦雇用庁(BA)が11月27日発表した同月の失業者数は271万7,000人で、前月を1万6,000人下回った。減少は3カ月連続。季節要因を除いた実質ベースでも1万4,000人減となっており、BAのフランクユルゲン・ヴァイゼ長官は「経済の低迷にもかかわらず労働市場は底堅く推移している」との見方を示した。失業率は横ばいの6.3%だった。
求人件数は51万5,000人で、前年同月を5万7,000人上回った。クリスマス商戦の開幕を受けて専門人材は特に交通・物流、流通分野で不足。これに金属、メカトロニクス、エネルギー・電機、機械・自動車、ヘルスケアが続いた。求人指数BA-Xは前月を1ポイント上回る176となり、これまでに引き続き上昇した。
一方、連邦統計局が同日発表した10月の就労者数は前月比0.3%増の4,300万6,000人へと拡大し、初めて4,300万人を突破した。