ドイツ連邦統計局は16日、2014年消費者物価統計の詳細を発表した。それによると、インフレ率(消費者物価の変動率)は0.9%で、前年の同1.5%から低下。3年連続で落ち込んだ。エネルギー(光熱費と自動車燃料)価格が平均2.1%下落したことが響いた格好で、エネルギーを除いたベースでは1.3%に上った。
エネルギーで落ち込みが最も大きかったのは灯油で、低下幅は7.8%に達した。自動車燃料も4.4%と大きく、軽油は5.4%に上った。エネルギー以外では野菜(低下幅3.4%)、教育(同2.1%)、通信(1.2%)などが低下した。
上げ幅が最も大きかったのはアルコール飲料・たばこで、3.1%だった。これに宿泊・外食(2.1%)、ヘルスケア(2.0%)が続いた。