ドイツ連邦統計局が9日発表した2014年12月の製造業売上指数(暫定値)は物価・季節要因・営業日数調整後の実質で前月比0.6%増となり、2カ月ぶりに拡大した。ユーロ圏(ドイツを除く)売上が4.6%増えて全体をけん引。国内も1.4%伸びた。ユーロ圏外は3.1%減と振るわなかった。
主要部門では化学の伸び率が最も大きく5.1%に達した。食品・飼料(4.2%増)、ゴム・樹脂製品(4.1%増)も好調で、これに金属製造・加工(3.6%増)、情報・電子・光学機器(3.1%増)が続いた。
自動車・自動車部品は3.7%減と振るわなかった。前月に4.9%増と大きく伸びたことの反動が出た格好だ。機械も2.8%落ち込んだ。
14年全体の製造業売上(暫定値)は物価・営業日数調整後の実質で前年を2.5%上回った。ユーロ圏が4.1%増加。ユーロ圏外も3.7%の伸びを記録した。国内は1.1%増だった。