ドイツ連邦カルテル庁は6日、マットレスメーカーが小売価格を不当に指定していた問題で、調査の終了したメッツェラーに対し制裁金338万ユーロの支払いを命じると発表した。同様の行為は競合メーカー3社も行っており、そのうちベルギー企業レクティセルの独法人(レクティセル・シュラーフコンフォート)に対しはすでに、820万ユーロの制裁金支払い命令が下されている。
メッツェラーは2007年1月から11年7月にかけて、垂直的価格協定を通して再販価格維持行為を行っていた。自社製品を小売店が一定価格以下で販売することを禁止。違反した小売事業者に対しては圧力をかけ、再販価格を維持していた。
カルテル庁は11年8月、苦情を受けてメーカー4社と取引先の小売店を対象に立ち入り調査を実施した。