独メディア大手のアクセル・シュプリンガー(ベルリン)は11日、傘下の不動産ポータル運営会社イモネットが競合イモヴェルトと合併すると発表した。イモネットとイモヴェルトは独市場でこれまで2位争いを繰り広げてきた間柄。合併により業界ダントツ1位のイモビリエンスカウト24(イモスカウト24)を追撃する。
イモネットをイモヴェルトとの合弁会社に移管する。新会社の価値を4億2,000万ユーロと評価。シュプリンガーはイモヴェルトの出資者に計1億3,100万ユーロを支払い、新会社の資本55%を確保する。
イモネットとイモヴェルトの利用者数は合わせて月600万人。イモスカウト24の同800万人を下回るものの、合併により差を大幅に縮めることになる。