エネルギー大手の独エーオン(デュッセルドルフ)は20日、イタリアの太陽光発電事業を現地のインフラ投資会社F2iに売却すると発表した。エーオンは組織再編計画の一環で南欧事業から撤退する方針を打ち出しており、今回の取引はこれに沿った措置。イタリアの石炭・天然ガス発電所についてはチェコの同業EPHに売却ことを1月に取り決めた。
F2iに譲渡するのは2010年から13年にかけて建設したメガソーラー7カ所で、発電容量は計49メガワットに上る。これらの施設はサルデーニャ島などすべて日光量の多い地域にあるという。取引金額は公表しないことで合意した。