独情報技術業界連盟(Bitkom)は4日、ドイツの住民一人当たりの情報通信技術(ICT)投資額が昨年は1,476ユーロとなり、前年比で約1%(21ユーロ)増加したと発表した。欧州連合(EU)平均をおよそ25%上回っている。ただ、トップの米国には大きく差をつけられており、ディーター・ケンプ会長は「一人当たりのICT投資額は経済のデジタルの度合いを示す重要な指標の1つだ」と指摘。ドイツは同分野の投資額を大幅に拡大しなければならないと強調した。
ICT投資額の伸び率が最も大きかったのは中国で、前年の199ユーロから15%増えて229ユーロに達した。投資額の78%を通信技術・サービスが占めている。ブラジルの伸び率は7%、インドは同4%だった。