欧州航空宇宙大手エアバス・グループのトム・エンダース社長は11日、訪欧中の印モディ首相と仏トゥールーズで会談し、インドに工場を設置する準備があることを明らかにした。インドは同グループの国際事業で中心的な役割を果たしていると指摘。製造業の促進に向けて同首相が打ち出した「メイク・イン・インディア」構想に支持を表明した。
エアバス・グループは昨年10月、同国の航空会社インディゴから航空機「A320ネオ」250機を受注した。また、現地の技術センター2カ所で計400人を雇用している。
エアバス・グループはインドで、軍用輸送機、ヘリコプター、衛星を生産したい考えで、現地企業タタと共同で軍用輸送機「C295」を生産することを提案した。