デジタル化の進展は労働現場にプラスの変化をもたらしていることが、独情報技術業界連盟(Bitkom)が4月27日に発表した企業アンケート調査結果で分かった。それによると、デジタル化により「顧客との通信がスムーズになった」との回答は全体の79%、「従業員間の連絡がスムーズになった」も75%を占めた。「組織が柔軟化した」(63%)、「効率が高まった」(55%)、「社内の決定プロセスが透明化した」(52%)も回答が多い。
「従業員のモチベーションが上がった」は27%と比較的少なかったものの、「モチベーションが下がった」(5%)を大きく上回った。従業員数が20~49人の小規模企業では「モチベーションが上がった」が36%と多い。
アンケートは従業員数が20人以上の企業505社の役員を対象に、Bitkom傘下の調査会社Bitkomリサーチが同業アリスと共同で2月に実施した。