欧州経済の中心地ドイツに特化した
最新の経済・産業ニュース・企業情報をお届け!

2015/5/20

総合 - ドイツ経済ニュース

4月インフレ率、0.5%に上方修正

この記事の要約

ドイツ連邦統計局は13日に発表した4月の消費者物価統計の詳細で、インフレ率を速報値から上方修正した。前年同月比の上げ幅を0.4%から0.5%に修正。前月比もマイナス0.1%からプラスマイナス0%に引き上げた。前年同月比の […]

ドイツ連邦統計局は13日に発表した4月の消費者物価統計の詳細で、インフレ率を速報値から上方修正した。前年同月比の上げ幅を0.4%から0.5%に修正。前月比もマイナス0.1%からプラスマイナス0%に引き上げた。前年同月比のインフレ率は欧州中央銀行(ECB)が適正水準とする2%弱を大きくしたまわっているものの、3カ月連続で上昇した。

物価の最大の押し下げ要因はエネルギーで、自動車燃料は前年同月を8.1%、光熱費も同4.1%下回った。灯油の下げ幅は20.1%に上る。エネルギーを除いたインフレ率は1.2%で、前月の1.0%を0.2ポイント上回った。

食料品は1.1%増となり、5カ月ぶりに上昇へと転じた。4月としては気温が低かった影響で、野菜が6.1%高くなったことが大きい。このほか、宿泊・飲食サービスで上げ幅が3.0%と大きかった。