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2015/5/20

企業情報

エーオン―英に洋上風力パーク建設へ―

この記事の要約

エネルギー独最大手のエーオン(デュッセルドルフ)は18日、英国南部ブライトンの沖合13キロの海域に風力発電パーク「ランピオン」を建設すると発表した。同社は従来型発電事業を来年1月に分社化し経営資源を再生可能エネルギー分野 […]

エネルギー独最大手のエーオン(デュッセルドルフ)は18日、英国南部ブライトンの沖合13キロの海域に風力発電パーク「ランピオン」を建設すると発表した。同社は従来型発電事業を来年1月に分社化し経営資源を再生可能エネルギー分野などに絞り込む方針を打ち出しており、その一環として今回のプロジェクトを決定した。

発電容量3.45メガワット(MW)のタービンを水深19~40メートルの海域に116基設置する。パーク全体の発電容量は400MW。投資額は約19億ユーロで、そのうち3億2,700万ユーロを、環境関連投資の推進を目的とする英政府系の金融機関グリーン・インベストメント・バンク(GIB)が出資する。エーオンは建設、運営、保守点検、電力管理、各種サービスを引き受ける。

エーオンは世界3位の洋上風力発電事業者で、計7のパークを運営。発電容量は合わせて12ギガワットに上る。建設中のパークの発電容量は計507MW。