欧州経済の中心地ドイツに特化した
最新の経済・産業ニュース・企業情報をお届け!

2015/5/27

総合 - ドイツ経済ニュース

独企業景況感7カ月ぶりに悪化

この記事の要約

Ifo経済研究所が22日発表した2015年5月のドイツ企業景況感指数は108.5となり、前月の108.6から0.1ポイント低下した。同指数の悪化は7カ月ぶり。世界経済の低迷を受けて景気の先行き懸念がやや高まった格好だ。た […]

Ifo経済研究所が22日発表した2015年5月のドイツ企業景況感指数は108.5となり、前月の108.6から0.1ポイント低下した。同指数の悪化は7カ月ぶり。世界経済の低迷を受けて景気の先行き懸念がやや高まった格好だ。ただ、企業の現状判断はこれまでに引き続き改善しており、Ifoのハンスヴェルナー・ジン所長は「ドイツ経済は堅調を保っている」との見方を示した。

今後6カ月の事業の見通しを示す期待指数は103.0となり、前月の103.4から0.4ポイント低下した。同指数の悪化は2カ月連続。世界経済の減速のほか、ギリシャの財政破たんリスクが高まったことも響いた。事業の現状判断を示す指数は前月の114.0から114.3へと0.3ポイント上昇し、3カ月連続で改善した。

部門別でみると、製造業は現状判断指数が1年来の高水準に達したものの、期待指数は輸出見通しの悪化を受けてやや落ち込んだ。卸売業は両指数とも悪化。小売業は現状判断が大幅に好転し、期待指数も上昇した。建設業は現状判断が改善、期待指数が横ばいだった。

企業情報
経済産業情報
COMPANY |
CATEGORY |
KEYWORDS |