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2015/6/3

企業情報

バイエル―樹脂部門の社名は「コベストロ」に―

この記事の要約

製薬・化学大手の独バイエル(レバークーゼン)は1日、分離・上場予定の樹脂部門バイエル・マテリアルサイエンスの社名を9月1日付で「コベストロ(Covestro)」に改めると発表した。新社名は協調・協業を意味する英語のコラボ […]

製薬・化学大手の独バイエル(レバークーゼン)は1日、分離・上場予定の樹脂部門バイエル・マテリアルサイエンスの社名を9月1日付で「コベストロ(Covestro)」に改めると発表した。新社名は協調・協業を意味する英語のコラボレーション(collaboration)と、投資を意味するインベスト(invest)、強さを意味するストロング(strong)を組み合わせた造語。コベストロの「ベスト」には「最先端の生産設備への投資がしっかり行われる」という意味、「ストロ」には「イノベーションと市場での強さ、チームの強さ」という意味が込められている。

バイエルは昨年9月、収益力が低く景気変動の影響も強く受ける樹脂部門を分離・上場し、経営資源を製薬、農業科学分野に絞り込む方針を打ち出した。コベストロの新規株式公開(IPO)は来年半ばまでに行う予定だ。