エネルギー大手の独RWE(エッセン)とアラブ首長国連邦アブダビ首長国の再生可能エネルギー投資ファンド、マスダール(アブダビ未来エネルギー会社)が再可エネ電力事業を共同で実施する方向で交渉しているもようだ。ロイター通信が11日報じた。RWEはコメントを控えているものの、同社のテリウム社長は10日同通信に、具体名を避けながらもアブダビの投資家と協議していることを明らかにしており、マスダールと交渉しているとみられる。
RWEは再可エネ事業の強化に取り組んでいるものの、約280億ユーロの巨額債務を抱えるため投資資金が不足。資金力のあるパートナーを模索している。マスダールはRWEの競合エーオンなどが英国で展開するオフショア風力発電パーク事業(ロンドン・アレイ)にも参加している。