ドイツの政策金融機関KfWは11日、独企業PCCのシリコン工場建設プロジェクトに融資すると発表した。シリコンは半導体や太陽電池の原料で、ドイツの製造業にとって重要な資源であるため、支援を決めた。
PCCはアイスランド北部のフーサヴィークに工場を建設する。投資総額は約3億ドルで、KfWは傘下の国際プロジェクト・輸出金融子会社KfW IPEXバンクを通して1億9,400万ユーロを融資する。工場の建設は独SMSジーマグ(SMS Siemag)が引き受ける。
PCCはデュースブルクに本社を置く管理・投資会社で、世界17カ国に計39の拠点を持つ。従業員数は2,900人、2014年売上高は6億2,400万ユーロ。化学、エネルギー、物流分野に重点を置いている。