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2015/6/24

総合 - ドイツ経済ニュース

生産者物価の下げ幅、6カ月来の低水準に

この記事の要約

ドイツ連邦統計局が19日発表した2015年5月の生産者物価指数は前年同月比1.3%減となり、22カ月連続で1年前の水準を下回ったものの、下げ幅は6カ月来の低水準に縮小した。エネルギー価格の下落率が狭まっていることが大きい […]

ドイツ連邦統計局が19日発表した2015年5月の生産者物価指数は前年同月比1.3%減となり、22カ月連続で1年前の水準を下回ったものの、下げ幅は6カ月来の低水準に縮小した。エネルギー価格の下落率が狭まっていることが大きい。エネルギーを除いたベースの生産者物価は前年同月比マイナス0.3%だった。

エネルギーは平均4.1%低下した。下げ幅が最も大きいのはこれまで同様、石油製品で10.6%に達した。電力は4.7%減で、特別契約顧客向けも3.2%下がった。また天然ガスは3.7%減で、産業用は5.9%減だった。

非耐久消費財も1.5%低下した。砂糖が32.4%、牛乳・乳製品が15.5%の幅でそれぞれ下落。食肉(家禽を除く)も6.7%下がった。コーヒーは11.7%上昇した。

中間財は0.5%減だった。鉄筋と飼料がそれぞれ7.7%、7.3%低下。穀物粉も5.7%下がった。圧延鋼は4.5%減。非鉄金属は11.8%上昇し、アルミニウムでは上げ幅が14.4%に達した。

投資財は0.7%増で、耐久消費財も1.3%上昇した。

生産者物価は前月比では横ばいとなった。エネルギーを除いたベースでもプラスマイナス0%だった。