ドイツ機械工業連盟(VDMA)は14日、国内機械生産高予測を引き下げた。VDMAが予測の前提としている独連邦統計局のデータが大幅に下方修正されたため、従来予測を堅持できなくなった。
連邦統計局はこれまで、1~4月の独機械生産高が前年同期を実質1.1%上回ったとしてきたが、最近になってこれを同1.4%減へと下方修正した。5月は前年同月比6.8%減と大幅に低下したこともあり、VDMAは2015年通期の生産成長率を従来予測の実質2%から同プラスマイナス0%へと引き下げた。1~5月の生産成長率は前年同期を2.5%下回ったもののVDMAのエコノミストは、今後は緩やかな成長へと転じ、これまでのマイナス成長が相殺されるとの見方を示した。