ドイツ機械工業連盟(VDMA)は16日、独建機業界の2015年売上予測を引き上げた。1~5月の売上成長率が2ケタ台に達したためで、前年比横ばいの84億ユーロとしていた従来見通しを同4%増の87億ユーロへと上方修正した。
1~5月の売上高をけん引したのは欧州と北米。欧州はロシアが約70%減、フランスが19%減となったものの、英国、北欧、ドイツが極めて好調だった。ポーランドも今年大きく伸びると予想している。南欧は緩やかな回復基調にある。
北米売上は金融・経済危機前の2006年の水準まで回復した。サウジアラビア、アラブ首長国連邦でも売り上げが伸びている。中国、インド、東南アジア、南米は従来予測を下回っているという。
製品別ではコンクリート機械、道路機械が好調に推移。掘削機は振るわない。