ドイツ機械工業連盟(VDMA)が20日発表した今年上半期の洋上風力発電風車の国内新設発電能力(電力供給を開始したもの)は計1,765.3メガワット(MW)となり、昨年末の累積発電能力(1,012.5MW)を大幅に上回った。これまで苦戦してきた洋上での設置作業がようやくはかどるようになったことが大きい。6月末時点の累積発電能力は2,777.8MWに上った。
上半期に完成したものの、電力供給を開始していない風車は90本で、発電能力は計380.7MWだった。また、すでに土台が完成している風車が84本あることから、VDMAは15年通期の新設発電能力が2,250MWに達すると予想している。12月末時点の累積発電能力は3,300MWとなる見通しで、ドイツ政府が2020年の達成目標とする6,500MWの半分以上を実現することになる。