ケーブルテレビ独3位のテレ・コロンブス(ベルリン)は13日、同4位のペップコムを投資会社スター・キャピタルから譲り受けると発表した。テレ・コロンブスは7月末に同業プリマコムを買収したばかり。ペップコムの買収により顧客世帯数をこれまでの約280万から約370万へと拡大し、業界最大手のカーベル・ドイチェラント(同830万)、同2位のユニティメディア(650万)を追撃する。
取引金額は6億800万ユーロ。買収手続きは遅くとも来年4月末までに終了する見通しという。
テレ・コロンブスは主に独東部地区で事業を展開している。今回の買収によりミュンヘン、ニュルンベルク、ライプチヒ、フランクフルト・アム・マインなど人口が多い都市部で事業基盤を獲得する。また、ペップコムは企業顧客向け事業に強いことから、この分野にも本格進出することになる。