ドイツ連邦統計局が10日発表した世帯の消費支出に関する統計によると、2013年の住居費(家賃・住宅ローン、光熱費、保守費)は月平均845ユーロで、手取り収入(2,448ユーロ)の34.5%を占めた。10年前の03年は32%(額697ユーロ)にとどまっており、2.5ポイント上昇している。
背景には単身世帯が増えたことがあるもようだ。単身世帯は収入に占める居住費の割合が高くなりやすいためで、13年は同40%と4人世帯の31.4%を大きく上回った。
13年の余暇・娯楽・文化費は261ユーロで、03年と同水準だったものの、収入に占める割合は5.8%から5%へと低下した。テレビやカメラなど民生家電の価格低下が反映されたもよう。
収入に占める家具・白物家電の割合も03年の5.8%から5%(額124ユーロ)に低下した。家具向けの支出額は物価がこの間、18%上昇したにもかかわらず50ユーロから43ユーロへと減少している。