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2015/10/7

企業情報

ノルデックス―スペイン同業を吸収合併―

この記事の要約

発電用風車製造の独ノルデックス(ハンブルク)は4日、スペインの複合企業アクシオナ(Acciona)から風力発電風車子会社アクシオナ・ウインドパワーを譲り受け合併すると発表した。グローバルな事業体制を構築し、個々の地域市場 […]

発電用風車製造の独ノルデックス(ハンブルク)は4日、スペインの複合企業アクシオナ(Acciona)から風力発電風車子会社アクシオナ・ウインドパワーを譲り受け合併すると発表した。グローバルな事業体制を構築し、個々の地域市場が低迷しても安定した業績を確保できるようにする狙い。取引の成立には独禁当局の承認が必要。

買収総額は7億8,500万ユーロで、ノルデックスはアクシオナに現金3億6,600万ユーロと新株4億1,900万ユーロを提供する。また、アクシオナはノルデックスの筆頭株主スキオン/モメントゥムから発行済み株を取得。ノルデックスの資本合わせて29.9%を獲得し筆頭株主となる。スキオン/モメントゥムの出資比率は22.79%から5.7%へと下がる。

アクシオナ・ウインドパワーはスペイン、米国、ブラジルに工場を持つほか、現在インドに工場を建設している。ノルデックスは今回の買収により、これまで主に欧州に限られていた事業地域を南北アメリカ、アジアへと拡大する。

ノルデックスは2011年から2年連続で赤字を計上し、一時は経営破たんの寸前に追い込まれたが、リスクの大きい洋上風力発電風車や中国事業から撤退。業績を立て直した。風力の弱い地域に適した風車では世界最大手。そうした風車は風力の強い地域に適した風車に比べ需要拡大のスピードが速く、ヴェスタスやシーメンスなどの競合は追撃に乗り出している。