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2015/10/7

経済産業情報

乗用車新車登録4カ月連続で増加、9月+4.8%に

この記事の要約

ドイツ連邦陸運局(KBA)が2日発表した2015年9月の乗用車新車登録台数は27万2,479台となり、前年同月を4.8%上回った。増加は4カ月連続。独自動車工業会(VDA)によると、独メーカーのブランドが5%増の19万3 […]

ドイツ連邦陸運局(KBA)が2日発表した2015年9月の乗用車新車登録台数は27万2,479台となり、前年同月を4.8%上回った。増加は4カ月連続。独自動車工業会(VDA)によると、独メーカーのブランドが5%増の19万3,800台、国外メーカーのブランドが5%増の7万8,700台とともに好調だった。1~9月の累計は240万7,938台で、前年同期を5.5%上回った。

9月の伸び率が最も大きかったブランドはスマートで、前年同月比104.1%増の2,335台を記録した。これにジャガー(60.6%増の509台)、ジープ(48.0%増の1,483台)、レクサス(45.7%増の185台)が続いた。

スマート以外の独ブランドもすべて増加した。ポルシェ(33.5%増の2,150台)とミニ(10.6%増の3,493台)は2ケタ台の伸びを記録。その他のブランドはフォードが9.6%増の1万8,192台、フォルクスワーゲン(VW)が3.8%増の5万7,042台、オペルが2.9%増の2万337台、BMWが2.4%増の2万1,968台、アウディが2.2%増の2万1,904台、メルセデスが0.7%増の2万2,772台だった。VWと姉妹ブランドのアウディは排ガス不正が発覚したものの、発覚の時期が9月後半だったため、今のところ新車登録に影響はない。ただ、購入契約を取り消す顧客もすでに出ているといい、今後は販売が落ち込む可能性がある。

レクサスを以外の日本車ではマツダ(27.1%増の6,840台)、スバル(21.2%増の868台)、日産(17.1%増の6,996台)が2ケタ台の伸びとなり、スズキ(7.5%増の2,529台)、ホンダ(0.1%増の2,217台)も前年同月を上回った。トヨタは13.4%減の5,852台で、三菱も14.0%減の2,450台に落ち込んだ。

日本車以外の主な輸入ブランドでは、現代(24.6%増の1万2,744台)、ボルボ(22.6%増の3,465台)、プジョー(11.3%増の5,167台)、ランドローバー(8.8%増の1,138台)、セアト(7.5%増の8,235台)、起亜(7.5%増の4,899台)、シュコダ(3.3%増の1万6,750台)が増加。フィアット(1.1%減の5,066台)、シトロエン(3.2%減の4,362台)、ルノー(18.3%減の6,521台)、ダチア(22.8%減の2,554台)は減少した。

動力源別でシェアをみると、ガソリン車は51.5%と最も大きく、ディーゼル車は46.8%だった。液化ガス車と天然ガス車はそれぞれ0.1%。新車の走行1キロメートル当たりの二酸化炭素(CO2)排出量は126.8グラムで、前年同月を2.6%下回った。

増加率が最も大きかった部門はオフロード車で、43.2%に達した。中型車も15.1%増と2ケタ台の伸びを記録。バンは12.1%減少した。

一方、VDAが同日発表した9月の国内乗用車生産台数は53万9,800台で、前年同月を3%上回った。同輸出台数は7%増の41万7,800台。1~9月の累計は国内生産台数が前年同期比2%増の433万1,400台、同輸出台数が3%増の334万5,700台だった。

乗用車の9月の国内新規受注台数は前年同月比で13%増加した。国外は明らかにしていない。1~9月は国内が前年同期比7%増、国外が同3%増だった。