ドイツ機械工業連盟(VDMA)が9月30日発表した独業界の8月の新規受注高は前年同月比で実質7%減少した。前月は同18%増と大幅に伸びており、その反動が出た格好だ。国内受注が17%低下。国外はユーロ圏が9%増と好調だったものの、ユーロ圏外が3%減となり、全体では1%落ち込んだ。
特殊要因による統計上のブレが小さい3カ月単位の比較をみると、6~8月は前年同期を2%上回った。国内が10%増加。国外は2%減少した。VDMAの主任エコノミストは、ドイツの機械メーカーは極めて難しい状況下にあって新規受注などで高い水準を保っているとの見方を示した。