ドイツ連邦統計局は13日、9月の消費者物価統計の詳細を発表した。それによると、インフレ率(ドイツ基準)は前年同月比がプラスマイナス0%、前月比がマイナス0.2%で、速報値と変わりがなかった。前年同月比のインフレ率はここ数カ月、石油価格の急落を受けて低迷しており、9月は1月(マイナス0.3%)以来の低水準となった。エネルギーを除いたベースではプラス1.1%と比較的高かった。(表を参照)
灯油の下げ幅がこれまでに引き続き最も大きく、前年同月を27.9%下回った。自動車燃料も13.8%低下。軽油は16.4%、ガソリンは12.7%の幅でそれぞれ下がった。娯楽家電も4.4%下落した。
野菜と果物は上げ幅が大きく、それぞれ8.8%、9.6%に上った。夏の猛暑と水不足が響いた。このほか、新聞・雑誌(6.0%)たばこ(4.9%)、情報機器(4.2%)で上昇率が大きかった。