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2015/10/21

企業情報

ヒューレット・パッカード―独従業員の競合移籍を検討―

この記事の要約

米IT大手のヒューレット・パッカード(HP)がドイツの従業員を競合のITサービス事業者に移籍させることを検討している。dpa通信が広報担当者の確認を得た情報として報じたもので、独従業員9,000人のうち1,000~1,5 […]

米IT大手のヒューレット・パッカード(HP)がドイツの従業員を競合のITサービス事業者に移籍させることを検討している。dpa通信が広報担当者の確認を得た情報として報じたもので、独従業員9,000人のうち1,000~1,500人が対象となる見通し。HPが昨年秋に打ち出した分社化方針に伴う措置という。

移籍の対象となるのはITアウトソーシングやコンサルティングを手がけるエンタープライズ・サービス分野の従業員。広報担当者によると、移籍先企業やどのような形で移籍を行うかは未定。従業員に対しては14日に説明を行った。来年7月1日までに実現したいとしている。

HPは同社をパソコン、プリンター事業を手がける「HP」と法人向けサービスを手がける「HPエンタープライズ」に分社化する考え。これに伴い法人向け事業の従業員を世界で最大3万人削減する。