ドイツで2013年に発生した包装廃棄物の量は1,710万トンに上り、03年の1,550万トンから10%増加した。野党・緑の党の質問に対し政府が明らかにしたもので、住民1人当たりの量は187.5キログラムから212.5キログラムへと拡大した。
包装廃棄物が増えた背景には◇ネット通販が大幅に増えた◇家電の購入頻度が高まった◇使い捨て容器が大部分を占める国外からの飲料輸入が増えた◇単身・二人世帯が増えた結果、小さなパッケージに包装された食品を購入する消費者が増加し、包装材の総量拡大につながった◇テイクアウトのコーヒー人気が高まった――など様々な事情がある。通販が増えたことで段ボールなど紙製の包装廃棄物は100万トン以上、拡大した。ガラスは37万2,000トン減少した。