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2015/11/18

経済産業情報

VW以外の車両でも排ガス検査、日本車は5モデルが対象に

この記事の要約

ドイツ連邦陸運局(KBA)は11日、ディーゼル車の排ガステストを行っていることを明らかにした。独最大手フォルクスワーゲン(VW)による窒素酸化物(NOx)排出操作の発覚を受けた措置で、日本車を含む独内外のメーカーの50モ […]

ドイツ連邦陸運局(KBA)は11日、ディーゼル車の排ガステストを行っていることを明らかにした。独最大手フォルクスワーゲン(VW)による窒素酸化物(NOx)排出操作の発覚を受けた措置で、日本車を含む独内外のメーカーの50モデル以上を対象としている。

VWではディーゼル車のNOx排出量を違法なソフトウエアを使って操作していたことが9月に発覚した。KBAはこれを受けて今回の検査を開始。NOxを中心に有害物質の排出量を調べている。すでに3分の2のモデルで検査を終了した。

対象モデルの選定はKBAの車両登録統計のほか、排ガスに関する第三者の客観的な指摘を踏まえて行った。日本車ではホンダ「HR-V」、マツダ「6」、三菱「ASX」、日産「ナバラ」、トヨタ「オーリス」の計5モデルが対象となっている。

検査は路上走行状態を模擬して室内で行うものと、車載型分析計(PEMS)を使って路上で行うものを併用している。すでに検査の終了したモデルの一部ではNOxの数値に大きな食い違いがあることが確認された。KBAはこれらのデータについてメーカー各社と協議したうえで、検査結果を公表する。

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