ドイツ連邦統計局が11月30日発表した2015年1-9月期の鉄道貨物輸送量は前年同期比2.1%減の2億7,060万トンに縮小した。春の鉄道機関士ストと景気低迷が響いた格好で、国外からの貨物が9.3%減の4,310万万トンと大幅に後退。国外向けも3.1%減の3,400万トンに落ち込んだ。国内輸送は0.3%減の1億7,910万トン、トランジットは2.4%増の1,440万トンだった。
輸送品目別では、石炭・原油・天然ガスの縮小幅が最も大きく、6.8%減の2,900万トンとなった。鉱石・石・土(5.0%減)と二次原料・ごみ(5.6%減)も振るわない。化学品・ミネラル製品は4.1%増加し、農林水産品も1.8%増えた。機械・設備・耐久消費財は0.6%ながら増加した。