エネルギー大手の独エーオン(デュッセルドルフ)は13日、北海の英国海域に持つ石油・天然ガス田の権益をガス・石油探索・採掘大手の英プレミア・オイルに売却することで合意したと発表した。財務の健全化に向けた取り組みの一環で、取引金額は1億2,000万ドル。エーオンは引当金を取り崩したこともあり、純債務を6億2,000万ドル圧縮した。上半期中の売却手続き終了を見込む。
エーオンは2014年11月、北海のガス・石油権益売却に向けて検討を開始。昨年末には北海のノウルェー海域に持つ石油・天然ガス田の権益をガス・石油探索・採掘大手の独DEAに売却した。今回の取引で英北海の権益も譲渡するため、北海の採掘事業から全面撤退することになる。