ヒューゴ・ボス―営業益予測に届かず―

高級アパレル大手の独ヒューゴ・ボス(メッチンゲン)が15日発表した2015年12月期暫定決算の営業利益(EBITDAベース、特別要因を除く)は前期比1%増の5億9,400万ユーロとなり過去最高を更新したものの、3~5%増加するとしていた予測を下回った。10-12月期(第4四半期)の業績不振が響いた格好。

売上高は28億900万ユーロで、9%増加した。為替の影響を除いた実質の増収幅は3%。実質増収率を地域別でみると、欧州が6%と好調だった。アメリカ大陸とアジアはそれぞれマイナス1%、マイナス3%と振るわない。

直営販売事業の売上高は名目で15%、実質で7%伸びた。ネット販売が実質ベースで2ケタ台の伸びを記録し全体をけん引した格好。卸売事業は実質3%減と振るわなかった。

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