独光学・精密機器業界団体SPECTARISが15日発表した同国眼鏡・コンタクトレンズ業界の2015年売上高は42億5,000万ユーロとなり、前年を3.0%上回った。増加は4年連続。国内売上高が2.9%増の21億6,000万ユーロ、国外が同3.1%増の20億9,000万ユーロとともに好調だった。
全体の売り上げに占める輸出(国外売上)の割合は横ばいの49.2%。輸出の62%を欧州連合(EU)向けが占めた。
今年は売上成長率で約3.5%を見込む。国内と国外がそれぞれ3.3%、3.9%程度伸びると予想している。
ドイツの眼鏡利用者は現在41万6,000人で、コンタクトレンズは同330万人に上る。近年はスマートフォンの利用増を背景に視力に問題のある人が特に20~29歳の年齢層で急増。過去6年間の増加率は23%に達した。