自動車大手の独フォルクスワーゲン(VW、ヴォルフスブルク)は14日、イスラエルに合弁会社サイモティブ・テクノロジーズ(Cymotive Technologies)を設立したと発表した。次世代コネクテッドカーとモバイルサービス向けのセキュリティ技術を開発する。新会社の社長には情報機関イスラエル総保安庁(シン・ベート)のユバル・ディスキン元長官が就任した。
VWは新会社に子会社オートビジョンを通して40%資本参加した。残り60%はディスキン氏とシン・ベートの元職員2人が出資している。
コネクテッドカーは従来の自動車に比べて利便性・快適性が高いものの、ハッカーに乗っ取られると大きな事故につながりかねないため、セキュリティの確保が重要な課題となっている。