9月インフレ率、エネルギーを除いたベースで1.2%に

ドイツ連邦統計局は13日、9月の消費者物価統計の詳細を発表した。それによると、インフレ率(ドイツ基準)は前年同月比が0.7%、前月比が0.1%で速報値と変わりがなかった。最大の物価押し下げ要因であるエネルギーを除いたインフレ率をみると、前年同月比は1.2%で前月から0.1ポイント上昇。前月比は0.1%で、前月を0.1ポイント上回った。

エネルギー価格は前年同月比マイナス3.6%となり、下げ幅は前月の5.9%から2.3ポイント縮小した。下落幅は暖房用灯油で12.5%と大きかったものの、自動車燃料は3.5%、天然ガスは3.2%と比較的小さかった。電力は0.7%上昇した。

エネルギー以外では乳製品(-6.0%)、娯楽家電(-2.9%)、電気通信サービス(-1.5%)、衣料品(-1.0%)、パック旅行(-0.8%)などで前年同月を下回った。

食料品は0.4%上昇した。上げ幅はバター(+12.0%)、オリーブオイル(+9.4%)、果物(+3.5%)、魚介類・水産加工品(+3.1%)などで大きかった。

たばこは3.3%、時計は2.9%、保険は3.2%の幅で上昇した。

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