バイエル―中国農業科学院と提携―

ライフサイエンス大手の独バイエル(レバークーゼン)は13日、中国農業化学院(CAAS)と研究協力すると発表した。小麦の生産性を向上させ、世界の人口拡大に対応できるようにする狙い。生産性に関わる遺伝子とその相互作用を解明していく。協力の一環として、CAASの研究関係者はベルギーのヘント(ガン)にあるバイエル・イノベーション・センターを定期的に訪問し、知見を獲得する。

バイエルによると、小麦の生産性上昇率が年1%未満にとどまるのに対し、小麦の需要はその2倍のスピードで拡大している。この問題は気候変動の影響でさらに悪化する恐れがあり、同社は小麦の生産性を大幅に高めることは極めて重要だとしている。

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