出生率が33年来の高水準に

ドイツ連邦統計局が17日発表した2015年の合計特殊出生率(一人の女性が一生に産む子供の平均数)は前年比0.03ポイント増の1.50となり、1982年以来の高い水準に達した。外国籍女性で前年の1.86%から1.95%へと大幅に上昇したことが大きい。ドイツ人女性は0.01ポイント増の1.43%と小幅な伸びにとどまった。

外国籍女性で数値が大きく伸びたのは国外からの移民が急速に増えたため。昨年に起きた難民の大量流入は出生率の上昇にほとんど寄与していない。

州別でみると、首都ベルリンとブランデンブルク、ニーダーザクセンを除く計13州で出生率が上昇した。

第一子の出産年齢は平均29歳7カ月で、第二子は同32歳弱、第三子は33歳だった。

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