ドレスデンをEモビリティのモデル都市に、VWと市が合意

自動車大手のフォルクスワーゲン(VW)と独東部の大都市ドレスデンは2日、同市をEモビリティのモデル都市とすることで基本合意した。環境に優しく静かで快適な都市交通の実現を目指す。

電気自動車(EV)・プラグインハイブリッド車(PHV)用の充電ステーションを2025年までに現在の約30カ所から250カ所へと拡大する。また、VWは同市専用の交通アプリ「UMA」を開発。市内の渋滞解消を目指すほか、駐車場と充電ステーションの空き具合や相乗りサービスの情報を提供していく。

研究機関との共同プロジェクトや人材育成、スタートアップ企業の支援も行う計画で、シードアクセラレーター(起業家や創業直後の企業に対し事業育成の支援を行う組織)「未来モビリティセンター」を立ち上げる。

両者はこのほか、自動運転、コネクテッドカーの分野でも協力する。

ドレスデンはソフトウエア、5G、センサー技術、マイクロエレクトロニクスの分野で産業クラスターが充実していることからVWは提携先に選定した。

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