ドイツ鉄道(DB、ベルリン)は14日、貨物部門DBカーゴ(従業員数1万8,000人)の人員削減計画で労使が合意したと発表した。当初は3,000人の削減を予定していたが、従業員が強く反発したため2,000人に改めた。経営上の理由による整理解雇については当初から実施しない意向を示していた。
従業員を今年350人、来年も600人削減。2019年にさらに1,000人を整理する。該当者はDBグループ内で異動することになる。
DBカーゴは貨物輸送量の減少や低い輸送効率が原因となって赤字を計上し続けている。今後は輸送効率を引き上げる考えで、小規模な貨物駅200カ所を廃止。また、貨物列車の運行を始発駅から終着駅までひとつのチームで担当する制度を導入する。これまでは複数のチームが分担していたため、時間に遅れが出るなどの問題があった。