富士通―I4.0コンピテンスセンターをミュンヘンに開設―

富士通は23日、つながる工場「インダストリー4.0(I4.0)」のコンピテンスセンターを独南部のミュンヘンに開設すると発表した。産業用モノのインターネット(IIoT)とそれに関連するサービス、および製造事業者である同社独自の経験を同センターで統合。欧州顧客のデジタルトランスフォーメーション(DX)を包括的に支援していく。

同センターでは欧州、中東、アフリカ地域(EMEA)のITスペシャリスト300人の活動を調整。また、日本のモノのインターネット(IoT)エキスパートと緊密に協働していく。

ミュンヘンに白羽の矢を立てたのは、IoT分野の産業クラスターが充実しているほか、近郊のアウグスブルクに自社工場を持つためだ。ミュンヘンにはすでに米IT大手マイクロソフト、IBM、アクセンチュア、中国の華為技術が欧州IoT事業の中核拠点を構えている。

富士通は同地で開発したI4.0分野のソフトウエアをアウグスブルク工場で利用し、ノウハウを拡充していく。

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