企業景況感3カ月連続で記録更新

Ifo経済研究所が25日発表した7月のドイツ企業景況感指数(2005年=100)は前月の115.2(当初発表の115.1から上方修正)から116.0へと0.8ポイント上昇し、3カ月連続で過去最高を記録した。現状判断指数と今後6カ月の見通しを示す期待指数がともに改善しており、Ifoのクレメンス・フュスト所長は「ドイツ経済はエンジン全開状態にある」との見方を示した。

現状判断指数は前月を1.2ポイント上回る125.4となり、11カ月連続で上昇。期待指数も0.5ポイント増の107.3へと拡大し、3カ月連続で改善した。

部門別でみると、製造業の景況感指数は過去最高となった。現状判断が過去最高を更新。期待指数もこれまでに引き続き上昇した。

卸売業では期待指数が大幅に改善。現状判断は過去最高となった前月を下回ったものの、両指数の合計である景況感指数は前月に引き続き上昇した。

小売業では現状判断と期待指数がともに落ちこんだ。ただ、両指数とも極めて高い水準にある。

建設業の景況感指数は過去最高を記録した。現状判断が横ばいだったものの、期待指数が改善し、全体が押し上げられた。

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