イエナオプティック―プロセスオートメーション企業を買収―

光学機器大手のイエナオプティックは10日、カナダのシステムオートメーション企業プロドマックス・オートメーションを完全買収すると発表した。プロドマックスの技術を活用することで3Dレーザー装置の新たな適用領域を開拓する考え。買収金額は具体的に明らかにしていないものの、プロドマックスの2018年売上高(見通し)の2倍弱、同EBITDA(利払い・税金・減価償却・償却控除前利益)の約7倍だとしている。数週間以内の買収手続き完了を見込む。

プロドマックスは自動車業界向けに自動生産ラインを設計し顧客企業の工場に統合する事業者。従業員数は約180人で、17年10月期の売上高は約6,500万カナダドル(約4,200万ユーロ)だった。イエナオプティックは同社の買収により、自動生産ソリューションのトータルサプライヤーとしての地位を強化する。

イエナオプティックは今回の買収と主要市場での需要拡大を受けて、18年の売上高予測を従来の「7億9,000万~8億1,000万ユーロ」から「8億500万~8億2,000万ユーロ」へと引き上げた。

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